離散的日記

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ハゼ釣りに行ってきました。【仙台堀川公園】

 

 2023/10/14、昼過ぎからハゼ釣りに行った。

 場所は仙台堀川公園。大横川と横十間川の間、仙台堀川沿いにある親水公園である。

仙台堀川公園。対岸には集合住宅が立ち並ぶ

1.釣り場概要

 水深は場所によって差が激しく、30cm~2mほど。釣座は川沿いのほぼ全域だが、一部立ち入り禁止の場所や未舗装の場所がある。釣り人の数は多く、というか、老若男女あらゆる人間がハゼ釣りをしている。すごい。おじさん率が5割を切る程度に女性や子供が多い。自転車や歩行者、公園を利用しているガキ連れの往来がめちゃくちゃ多いため、仕掛けを取り扱う時は周囲に注意を払う必要がある。

 全体に渡ってハゼが好みそうな砂泥で、根掛かりの心配はない。川の中には時折大きな石が置かれており、いかにも魚の隠れ家になっていそうな雰囲気をしているが全然そんなことはない。足元のブロックに空いている穴の方がよっぽど魚が隠れているのでそっちを狙おう。

 なお、この釣り場はある一点において都心エリアの他の釣り場の追随を許さない圧倒的なアドバンテージを持っている。

 それは…

 つり具の上州屋 東陽町の真裏に位置することである。この釣具屋からの驚異的なアクセシビリティ(誤用)、その凄まじさたるや、青イソメを購入した瞬間にハゼの目の前に釣り針付きでブチ込むことを可能にするほどである。

 

2.使用タックル

 延べ竿とウキを使用した仕掛けを採用。理由は、前回数人で連れ立ってハゼ釣りに行った時に、根掛かりがヒドすぎて用意した針20本余りとテンビン4つを全ておしゃかにされたことがトラウマになりかけていたからである(上述の通り、全くの杞憂)。

 延べ竿はみずも三三〇、仕掛けは延べ竿につけるだけでOKみたいなセットのものを使用した。道糸ナイロン1.5号、ハリスナイロン0.8号、針4号、全長4.5mである。

  Q.何で330cmの竿に4.5mの仕掛けを付けているんですか?

  A.使うたび次までに短くしようと思っているのにそれを忘れ続けているからです…

 餌はつり具の上州屋 東陽町で購入した青イソメを使用した。川の中央~対岸を探りたい場合は、リール竿を使った脈釣りの方が良いかもしれない。

 

3.実釣の感想

 すこぶる難しい。

 まず、数が少ない。手前に見えないので川の中央にいるのかと思ったが、しばらく探ってみても反応が無いし、10分に一度くらいの頻度で60cm級のボラの群れが爆速で通過して行くので、おそらく蹴散らされるように端っこの穴や別の水路に入ってしまったのだろうと思われる。そもそもいないのと、ボラを引っ掛けてもたまらんので中央は諦め手前を攻めることにした。

 水の透明度は高いので、ハゼがいれば目視できる。なのでしばらく歩いてハゼを見つけては仕掛けを落とすのを繰り返していく。…のだが、これがまあ食わんこと食わんこと!人影が見えているとまず食わないし、食っても餌を咥えて一回引っ張ったら放すようなとんでもない渋さである。家族連れやガキ共に日頃から鍛えられてるだけあって、餌が降ってくるなり着底前に食いつく若洲や葛西に住んでるバカとは一線を画す手強さだ。それでも根気よくやっていると食ってくるもので、13cmのものを筆頭に数十分で6匹釣り上げた。すっくな

釣った中で一番大きいハゼ。手がデカすぎて分かりづらいけど13cm

 デカいハゼを釣った時に隣のおばさんが話しかけてきたのでしばらく話した。今年のハゼはサイズは良いものの、ハゼ釣りのメッカであるところの江戸川でも数が少なくなっているらしく、おばさんも数を求めて普段の釣り場を離れてやってきたらしい。

「あたしも昼前からいたけどまだ50匹くらいで、ねぇ」

 バキバキの玄人だった。僕がこのペースで50匹釣ろうと思ったら8時間かかるわ。おばさんは、そろそろ帰ろうかな、と自転車をゆっくり転がしつつも時折り釣り糸を垂らし、ポイポイとハゼを釣りながら去っていった。江戸前ハゼの絶滅も近い。 

 日が傾くと水面下の様子が見られなくなったこともあって、全く釣れなくなったので納竿した。ハゼは晩御飯には少し足りないのでリリースした。途中大きめのチチブが何匹が釣れたが、全てリリースした。チチブを食おうとしていれば晩御飯にギリギリ届いたかもしれない。

 

4.まとめ

 仙台堀川公園へ釣行し、ハゼを釣ることができた。今回釣りをしたのは公園のほんの一部であるため、次は広範囲にハゼのポイントを探りつつ、ついでに通過していくボラを狙ってみたい。

 (反省)次からは、釣り中にもっと写真を取ることにします。